子育て情報『「当事者」って、なんだろう…?発達障害の療育センターが舞台の演劇「わたしの、領分」が問いかけたいこと』

2017年3月16日 16:00

「当事者」って、なんだろう…?発達障害の療育センターが舞台の演劇「わたしの、領分」が問いかけたいこと


療育センターを舞台にした演劇、「わたしの、領分」

https://watashi-no-ryobun.themedia.jp/
わたしの、領分

療育センターを舞台に、発達障害がある子どもにかかわる「心理士」の視点で描く、演劇『わたしの、領分』。2年前の初演で好評を博し、このたび再演が決定しました(3/28~4/2 東京・下北沢/小劇場楽園)。

LITALICO発達ナビでは、公演に先立って、演出の松澤くれはさんにインタビューを行いました。

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Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)

松澤 くれは(まつざわ くれは)
脚本家・演出家。1986年、富山県生まれ。早稲田大学第一文学部演劇映像専修卒業。演劇ユニット<火遊び>代表。
芥川賞作家・中村文則氏『掏摸[スリ]』の舞台化にはじまり、『殺人鬼フジコの衝動』『天帝のはしたなき果実』『くるぐる使い』など、人気小説の舞台版を手がける。


オリジナル作品では「あなたとわたしが[We]に近づく物語」をテーマに、言葉で分かり合おうとしながらも分かり合えないことを受け入れる、人間の生き方を一貫して描く。現実のような生々しい会話劇で、観客の日常につながるラストシーンを目指している。

大学院を卒業し、都内の療育センターに配属されたばかりの心理士・萩野は、発達障害児を中心に面談を行っている。「いつか治りますよね?」「うちの子を障害者にする気か!」 親たちは口々に言いながら、救いを求める眼差しを彼女へ向ける。認識の齟齬から生じる軋轢に悩みつつも、萩野は実直に、進むべき道を探してゆく。
ある日。定期面談を終えたはずの青年が、センターにやってくる。
勤務先での生活を嬉々として語る彼に、まとわりつく悪意の存在。

青年が起こした傷害事件は社会を巻き込んだ「自閉症をめぐる問題」 へと発展し、偏見と差別が膨らみ続けるなか、萩野は一人「こころ」と対峙する。
世界のあいまいさを許容して生きるための。はるかから、わたしの物語。


療育センターの心理士が紡ぐストーリー誕生のきっかけ

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161015062
編集部(以下、編):はじめまして。今回療育センターを舞台にしたお芝居『わたしの、領分』再演ということで、ぜひお話を伺えたらと思います。

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