発達障害へのイメージにギャップを感じる親は約8割!発達ナビアンケート調査結果

2017年4月7日 12:36
 


「発達障害啓発週間」(4月2日~8日)にあわせ、発達ナビでアンケートを実施

厚生労働省が定める「発達障害啓発週間」(4月2日~8日)にあわせ、LITALICO発達ナビでは発達障害に関する意識調査を実施しました。

ご協力してくださった皆様どうもありがとうございました。この記事では、調査結果の一部を抜粋しお伝えします。

<調査対象について>
「LITALICO発達ナビ」会員へのメールから、アンケートフォームにて回答いただいた発達障害当事者:101名、発達障害の子どもをもつ保護者:788名の回答を集計しました。(調査期間:2017年3月7日~3月15日)
※調査結果の構成割合は四捨五入をしているため、合計が100 にならない場合があります。


発達障害児の子育てで困り感を感じている保護者は約8割

お子様の発達障害の特性と思われることによって、保護者であるあなたご自身は、どの程度日常生活で困っていますか?という質問に対して、「とても困っている/やや困っている」と答えた保護者は80.7%、「全く困っていない/あまり困っていない」と答えた保護者は19.3%と、日常生活に困りを感じている保護者は8割を超えました。

発達障害へのイメージにギャップを感じる親は約8割!発達ナビアンケート調査結果の画像

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どういったことに困りを感じているかに関しては、

「障害の特性ゆえの言動が周囲から理解されず、しつけをしていないといつも白い目を向けられ精神的に追い詰められる場面が多い(ASD・6~12歳の親)」

「他人について行く、母子分離が難しい、訓練会やセンターでも体操や手遊びを嫌がる(ASD・3~5歳の親)」

「本人の生きづらさを変える手助けをしてやりたいが、その方法がわからない。気持ちが不安定になり荒れているのを見ても、寄り添って落ち着くのを待つしかできなくて苦しい。(ASD・13歳以上の親)」

「将来が心配。毎日息子が朝ブツブツ文句を言って大変。何でも決めつける。こだわりが強すぎて疲れる。(ADHD・6~12歳の親)」

「指示が入りにくいため、同じ事を何度も伝えなくてはいけないが、上手く伝わらない。思い立つと行動してしまうため迷子になることが多い。(ASD・6~12歳の親)」
などといった意見があげられました。


発達障害の診断を受けると楽になる?苦しくなる?

お子様が発達障害と診断・告知された後の心境に、どのような変化がありましたか?という質問に対しては、

「とても楽な気持ちになった」が12.1%、「やや楽な気持ちになった」が32.9%、「特に変化はなかった」が11.5%、「やや苦しい気持ちになった」が21.1%、「とても苦しい気持ちになった」が22.5%と、楽な気持ちになった親御さんは計44.9%、苦しい気持ちになった親御さんが43.5%とほぼ同数になりました。

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楽な気持ちになった理由としては、

「子どもの行動の理由がわかったから(ASD・13歳以上の親)」

「今後の子育てをどのように進めていけばよいかがわかったから(ASD・3~5歳の親)」

「自身の育て方に問題があったのではないことがわかったから(ASD・6~12歳の親)」

などが挙げられました。

苦しい気持ちになった理由としては、

「もっと早く診断されていればよかったと思ったから(ADHD・13歳以上)」

「子どもの将来が心配になったから(ASD・3~5歳)」

などが挙げられました。


周囲の無理解を感じる理由は…

お子様の発達障害の特性について、周囲の人たちから理解されていると思いますか?
という質問に対しては、

「理解されている」が50.7%、「理解されていない」が49.3%と、ほぼ同数となりました。

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どういうときに理解されていないと感じるかに対しては、

「見た目がふつうに見られるから(ADHD・6~12歳の親)」

「厳しく躾ければやれるようになると思われている(ASD・6~12歳の親)」

「本人の困り感が見た目には分かりにくく、助けてもらえない。(ASD・6~12歳の親)」

「勉強もでき、多動もないため一見なんともなく見えるため、親が気にしすぎだと考えられがち。(ADHD・6~12歳の親)」

「見た目は普通なので、親が甘やかしているからワガママなだけなんじゃないかと思われる。(ASD・3~5歳の親)」

などといった意見が挙げられました。


発達障害のある子どもの保護者は、世間の発達障害に対するイメージをどう思ってる?

発達障害に対する世間のイメージと実態にギャップを感じることはありますか?という質問に対しては、「ギャップを感じる」は80.8%、「ギャップを感じない」は19.2%と、約8割の保護者がギャップを感じているという結果になりました。

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どのようなことにギャップを感じるかに関しては、

「発達障害と診断されたらお先真っ暗と思っている方が多いけど、そんなことない!わかることでできるフォローがある!(ASD・3~5歳)」

「考えるプロセスや、行動というアウトプットが異なるのでなく、そもそも感じ方というインプットの段階が異なっており、しつけや訓練でどうなるものでもないこと(ASD・6~12歳の親)」

「1つの診断名でもいろんなタイプの人がいることを知らない人が多いなぁと思うし、自分も息子のことだけをみて発達障害を理解してはいけないなぁと自戒の念も含め思う。(ASD・6~12歳の親)」

「発達障害そのものを知らない人が多いと思う。もっと重くてコミュニケーションがとれないような障害と思われているように思う。(ASD・6~12歳の親)」

「発達障害は天才だと思われているせいで、親の育て方で変わると思われているところ(ASD・13歳以上)」

などといった意見が挙げられました。


さらなる調査結果はプレスリリースにて

その他の回答に関してはLITALICOのプレスリリースに記載しています。

http://litalico.co.jp/news/10999
発達障害の当事者・発達障害児の保護者へ意識調査を実施 過半数の当事者・保護者が「発達障害」に対する社会の理解は「進んでいない」と回答

LITALICO発達ナビでは今後も発達の気になるお子さんや親御さん、当事者のさまざまなご意見やご経験を参考にしながら、よりよいサービスづくりと世の中に対する情報発信を続けていきます。今後ともLITALICO発達ナビをよろしくお願いします。

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