2017年10月16日 14:00
【発達障害と思春期4】こども食堂で心がほかほかになった娘。荒れた態度も変わり始め、ついに。
こども食堂に出かける娘
発達障害(LD、ADD)のある娘・のりは、学校と家庭以外の居場所を探していました。
ある日、児童相談所に自分で電話をかけ、近くの「こども食堂」の連絡先を教えてもらい、自ら参加の申し込みをしました。
http://kodomoshokudou-network.com/
こども食堂ネットワーク
こども食堂には様々なスタイルがあります。無料やワンコイン制のところ、定期開催や不定期開催のところ。平日の夕方だったり、週末の昼だったり。
予約が必要なところもあります。
児童相談所に教えてもらった中から娘が選んだのは2つのこども食堂でした。
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娘の語る、こども食堂の魅力
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友達を誘う
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自分の内面を打ち明ける居場所を少しずつ見つけ…
高校2年の終わりごろになると、娘は学校に遅刻することが増えていきました。
「行くつもりはあるけど、体が重くて動かない」
ある日、超スローモードの娘の身支度が昼の11時近くまでかかったことがありました。その日は午前授業だった為、学校の先生と相談し欠席することになったのですが、
「身支度を整えて行こうと思っていたのに、行くところがなくなってしまった」ことに娘は深く落ち込んだようです。
娘は午後から予定していた放課後デイサービスに早めに行き、カフェスペースでお弁当を食べることにしました。他に子どものいない静かで和やかな雰囲気の中で、娘はそれまで口に出すことが出来なかった本当の気持ちをカフェスタッフの先生に打ち明けました。
「学校はつまらない。本当はやめたい。」
「親はよく将来の自立に向けて準備しておいたほうが良いって言うけど、今は家にいたい気持ちが強い」
それは娘が、
「周りの大人が自分に何を期待しているか」を解っているから。
「学校の先生や親は、将来を案じてアドバイスや指導をしてくれている」そのことを理解しているからこそ、遠慮して、ずっと言えなかった言葉だったのでした。
「自分の気持ちを伝えるツール」を模索して…
高校2年の春休み、娘は美術部を退部したいと顧問の先生に伝えました。
その時は顧問の先生に「一人の世界に籠ってしまいそうで心配だわ。最高学年になるあなたが辞めてしまうと他の3年生に負担がかかってしまうというのもあるし。