2018年1月13日 13:00
「どうしてママは意地悪言うの?」声をかけを嫌がる子ども。わが家で決めたルールとは
よくある風景だけど...解決策はどこにあるの?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161008920
わが家には自閉症スペクトラム症候群と診断されている9歳の娘と7歳の息子がいます。
現在は2人とも小学校には通っていません。不登校が続くうちに、「お家で楽しく学べばいいじゃない!」とホームスクールという概念に切り替えたわが家では、自宅で自ら勉強をし毎日を過ごしています。
発達障害の娘と息子、そして同じような特性を抱える私が同じ屋根の下で24時間一緒に過ごしていると、いろいろな問題が生じます。
先日、こんな会話がありました。
息子「今日は録画しているお気に入りのドラマを全部見ようと思うんだ!ねぇ、いいでしょ?」
私「うんうん、ママも一緒に見たいな〜!じゃあ、やるべきことをさっさと終らせて、お昼すぎから見始めたら、寝るまでに全部見れるんじゃないかな」
そう言った途端、涙目の息子が私を睨みつけてこう言い放ったのです。
「ママはどうしていつも僕に意地悪を言うの!」
「やりたいことはやっていいって言ったくせに!」
「嘘つき!僕の邪魔ばっかりしてひどい!」
思わぬ息子の感情の高ぶりに驚く私の隣で、娘も息子の意見に賛同します。
娘「そうだよ。私だっていっぱいやりたいことがあるのに、あれこれやらされて時間が全然ないよ」
なるほど、そんな風に思っていたのね。
ADHDでもある2人は集中力が途切れがちで、例えばパジャマから洋服に着替えるだけでも放っておくと30分かかってしまうこともあります。食事も放っておけば、ようやく朝ごはんを食べ終わった頃には、お昼ご飯を食べる時間になっていたり...。
ともかくあらゆる場面で声をかけなければ、現実ではないどこかの世界に飛んでいって、あっという間に時間が過ぎ去ってしまうのです。
子どもたちは、きっとその声かけを「ダメ出しをされる」というふうに捉えているのでしょう。
また、「検定に合格したい」「もっと上手にピアノを弾けるようになりたい」などという、子どもたちが自分で決めた目標でも、「○○をする時間だよ」と私に声をかけられることで、いつしか「やらされている」という意識に変わっていったのだと思います。私も子どものときには同じように感じていたので、よく理解はできるのですが、この親子の摩擦の解決策はいったいどこにあるのでしょうか?
楽しいことは応援しなくてもできるから...
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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174006055
私はまずあなたたちにはママが意地悪を言っているように見えてたんだね、といったん子どもたちの意見を受け止めた後、意地悪な気持ちで声かけをしたことは一度もないことを伝えました。