2018年5月25日 10:00
リスク回避より、息子の望む高校生活が欲しいだけ!!頼りの病院の対応は?
「普通の高校生活」を送るために、病院へ
学校から、高次脳機能障害の後遺症の悪化を避けるため、体育の授業も部活動も、果てには自転車通学も「ご遠慮いただきたい」と言われてしまった私たち。
確かに「もしも」を考えると不安はありますが、けがをした後も中学校では、周りの友達と同じように過ごしていました。それが、高校に入って状況が変わってしまったのです。体育も部活動も自転車通学も…ごく普通の活動をさせてもらうために、ハードルがあるなんて、思ってもみませんでした。
リクの望む高校生活を得るため、高校に指示された「医師の許可」の書類をもらうべく、病院の発達支援コーディネーターさんと診察室に入りました。
あれもこれもダメ出し!リスクばかりを懸念する主治医
Upload By ひらたともみ
Upload By ひらたともみ
Upload By ひらたともみ
「お母さん、目立たない方がいいよ」に激怒。これは私たちの意思なんだ!
主治医は何を言っても首を縦に振りません。
ついには、こんな言葉を私に投げかけてきました。
Upload By ひらたともみ
Upload By ひらたともみ
Upload By ひらたともみ
Upload By ひらたともみ
禁止ばかりの高校生活は「空っぽだ…」。かけがえのない経験をさせてあげたいけれど
Upload By ひらたともみ
悲しかったです。心の底から悲しみであふれ、しばらく食事も喉を通らないほどでした。
リクが昨年、外傷性クモ膜下出血で入院したとき、確かに医師に「二度めはダメだよ!当分は慎重にね」と言われました。再び頭部を強打したり、脳に強い揺さぶりがあると、後遺症の症状も重くなるケースが多いそうです。私もリクもそれは十分に理解しています。
ですが、15歳の息子に好きなスポーツを禁じ、転倒を恐れて自転車を禁止し、限られたことをこなしていくような生活が、本当にいいのか。リクは今、体だけでなく心も成長しているまっただ中で、リスク回避ばかりの「安全」は、決して幸せな高校生ではないような気がしてなりませんでした。
リクがけがをし、高次脳機能障害を負ってから、高校や病院だけでなく、かかわったすべてのものに、不信感を抱くようになりました。
「もしも」の責任の所在など、リクも私たち家族も正直、どうでもいいのです。
「●●病院なら書いてくれるんじゃない?」