2019年2月24日 07:30
子どものころから、まわりと違う自分が嫌いだった。発達障害のある私が自信を持てた理由。
「なんで同じようにできない?」まわりと比べて自信をなくした子ども時代
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私は物心ついたころからまわりと違う自分が嫌いでした。
例えば、真夏の晴天の日。元気に外で遊ぶほかの子に対して、まぶしくてほとんど目も開けていられない私。
プールで遊ぶときに、楽しそうなほかの子たちと、水に顔をつけるのが怖い私。
当時は、みんな自分と同じ感覚なのだと思っていました。なので、「みんなこんなつらい状態で頑張ってるのにどうして自分は同じようにできないんだろう」と考えてしまい、どんどん自分がダメな人間だと思うようになっていきました。
小学生で不登校になってからは自分の将来を悲観してしまい、さらに自分を嫌いになっていきました。
そんな私も中学校に入ったころに、プログラマになりたいという気持ちを強く持ちました。「こんなに楽しくて、ずっとやり続けたいことが見つかるなんて!」。将来を悲観していた私にとって、大きな前進です。
このとき、少し自分を好きになれました。それからは、もう自分を嫌いにならないよう、プログラミングに関してかなりの勉強をして努力してきました。
…一見とても前向きな話のようにも思えるかもしれません。
でも、今振り返ってみると、「こんなにダメな自分が唯一、人並み以上にできるのがプログラミング。
これを頑張らなかったら自分には価値がなくなってしまう」と思い必死になっていた気がします。
そんな気持ちでいたためか、相変わらず、まわりと自分との比較は続き、気分が落ち込んだり、ちょっと褒められると嬉しくなって調子に乗ってしまったりを繰り返していました。
社会に出てうつ病に…。同業種への転職で「まわりからの評価」に変化
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社会人になって、ずっとやりたかったプログラミングの仕事に就くことができました。でも、同期の人たちや先輩たちとは馴染めず、せっかく鍛えたプログラミング能力を活かすこともあまりできませんでした。
当然、会社からの評価も散々でした。
その後、うつ病になってしまったこともあり、失意のうちに退職。
それでも、中学生のころから努力してきた思いは捨て切れません。