2019年3月19日 07:30
発達特性を活かせば武器になる!私が仕事で「役に立っている」と実感する4つのメリット
ADHDとASDの診断を受けている私の特性
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161008545
私はベンチャー企業で、社内プログラマとしてシステム開発の仕事をしており、現在は管理職にも就いています。
そんな私が「仕事上、特性が役に立っている」と感じる場面について書こうと思いますが、まずはその前に、私自身の特性について簡単に紹介します。
私はADHD(注意欠陥・多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム障害)と診断されていて、自分としては特にASDの特性が強いと感じています。普段自覚している特性は以下の通りです。
・感覚過敏(聴覚・視覚)
・過集中
・感情よりも論理を重視する(ひとの気持ちを想像するのが困難)
・自分の興味が狭くて深い
・興味がないことは全然覚えられないけれど、興味があることはすぐ覚える
感覚過敏に関しては、以前別の記事で詳しく書いていますので、気になる方はご参照ください。
仕事の場面で「特性が役に立っている」と感じること
私がやっているシステム開発の仕事は、おおまかに以下のような流れで進めています。
①お客様が現在抱えている課題をヒアリングしながら、どこをどう自動化するのが効果的かを考える
②自動化する内容についてお客様と合意が取れたら、具体的にどう作っていけばうまく自動化できるのかを考える
③実際にプログラムを組んで自動化するためのシステムを作っていく
このような仕事をする中で、自分の特性が役立っていると感じることについてご紹介します。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230002196
会社で仕事をしていると、他人の感情に配慮して振舞いを変えなければいけない場面がよくあります。一方で、データや状況を客観的に分析した上で、感情を抜きにして何か厳しいことを決断しなければいけない場面もあります。
それぞれの場面でうまくバランスをとるのが仕事の難しさだと思いますが、私の場合、「感情よりも論理を重視する」という特性が役に立つことがあります。特に業務改善や“あるべき論”を考える時に、力を発揮します。
例えば以前、5人で実施している事務処理の業務改善を行うために、その事務処理を自動化するためのシステムを作ったことがあります。