子育て情報『ADHD息子を邪魔していたのは、脳内映像!?宿題も持ち物も忘れる理由は、世界の見え方にあった…!』

2019年9月9日 07:00

ADHD息子を邪魔していたのは、脳内映像!?宿題も持ち物も忘れる理由は、世界の見え方にあった…!


やるべきことや持ち物を忘れてしまうのは、頭に浮かんだ映像が原因だった!?

ADHD息子を邪魔していたのは、脳内映像!?宿題も持ち物も忘れる理由は、世界の見え方にあった…!の画像

Upload By かなしろにゃんこ。

ADHDと軽い自閉スペクトラム症がある息子・リュウ太には、脳内に映し出されている映像のほうが今目の前で起きているできごとよりも優位になってしまい、やらなきゃいけないことができなくなるという特性があります。この特性は「指示をナゼ忘れてしまうの?」「なんですぐにとりかかれないの?」ということを、18歳になった息子と話したときに明らかになりました。

母から「宿題をやろうね」と何度か言われて渋々取り掛かるけれど、宿題を目の前にしてもなかなかできない。

宿題嫌いな息子は母に促されても気持ちが向かず、「宿題をやらないとな~」と考えている間に頭の中で想像した楽しいことの映像が目の前に浮かんできて、その映像をぼーっとずっと見てしまう。


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ここまでは誰にでもあることかもしれませんが、息子の場合はこの映像がどんどん濃く、ハッキリしたものとなり、浮かんできた映像の世界に浸ってしまうようです。

宿題をやらなきゃいけないと思っていても、気持ちが向かないでいる間に脳内に楽しい映像が浮かび、その映像をたっぷり楽しんだ後でないと、やるべきことへ気持ちが向かない。 切り替えがうまくできないんだと言います。

目の前に見えているはずのものの上に、頭に浮かんできた映像が重なって見え、さらにだんだんと脳で見る映像のほうが優位になってしまうので、目の前のノートや鉛筆、机といった勉強道具はいつの間にかかすんでいってしまう...ということなんだそうです。

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また、宿題以外にも、息子が苦手な持ち物の管理でも同じ現象が起こることがあるとのこと。

例えば、学校に持っていく習字道具を目の前で見ながら「今日はコレを持って行くんだ!」と思っているときに、母から「学校から帰ったらショッピングモールにお買い物に行くから、早く帰ってきてね」と話しかけられると、ショッピングモールの中のオモチャ屋やそこで売っているオモチャの映像が浮かぶ。
その映像で頭の中があっという間に占められ、目の前にある習字道具は見えなくなり、そのまま持っていくのを忘れてしまうのです。

林間学校や修学旅行でも必ず持ち物を忘れるので話を聞いてみたら、「カバンに忘れずに洗面用具をしまわなきゃいけないと思っていたところに、横から先生に話しかけられて、その瞬間に洗面用具が見えなくなってしまって結局忘れたんだ」

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