子育て情報『子ども用ハーネスは「ペットの散歩」のよう?葛藤もあったけれど…多動なわが子と「安心して出かけるためのお守り」だから』

2021年10月25日 06:15

子ども用ハーネスは「ペットの散歩」のよう?葛藤もあったけれど…多動なわが子と「安心して出かけるためのお守り」だから


危険が分かっていないわが子の行動にヒヤヒヤする日々…

自閉症のある息子のPは激しい多動があるわけでもないのですが、目に入ってくる情報や刺激が人一倍強いので、気になる物が目に入った瞬間に、そこへ向かって突然走りだしてしまうようなことがよくありました。

手をつないでいても振り払ってしまうし、一瞬でその場から走り去ってしまうので何度もヒヤリとした体験をしていました。Pは何の前ぶれもなく突然行動することがあるので、前もって危険を回避したくても予測が困難なことばかりでした。これまでに1番ヒヤッとしたのは、道路の向こう側に電車が走っていたのをPが目にした瞬間に、歩道から道路へ急に飛び出したときです。道路と歩道の境界にはガードレールがあったので私も少し油断をしてしまっていたのですが、たとえそばを歩いていたとしてもとっさには防ぎきれないことがあるかもしれないことを実感しました。

子ども用ハーネスは「ペットの散歩」のよう?葛藤もあったけれど…多動なわが子と「安心して出かけるためのお守り」だからの画像

Upload By みん

そんなこともあり、3歳ころまではリュックに紐がついているタイプのハーネスを使っていたのですが、ハーネスをつけていると何となく周りの人の目が気になるなと感じていました。

ハーネスを使っている私たちに「それ便利そうね!私が育児をしていたときにも使えば良かった」と言う人もいれば、「犬の散歩をしているみたいじゃない!自由に歩かせてあげられないの?」と言う人もいました。私も子どもを持つ前なら「ハーネスってそんなに必要なのかな?」と、ハーネスを使う親子を見かけたら不思議に思っていたかもしれません。


でも自分が親になって初めて、ハーネスが怪我や事故の防止になり、周囲にも迷惑をかけずに済む場合があることを痛いほど理解できました…というより必要に迫られたのです。

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Pにはなかなか指示が通らなかったし、手をつないでいても振り払い平気で走り去ってしまったり、自分では危険を認識できていなかったりなど、ハーネスがなければ防ぎきれなかったであろう場面がたくさんあり、実際ハーネスには何度も救われました。ハーネスは迷子になることを防止するためだけのものではなく、私にとってはどちらかというと子どもの「命綱」のようなイメージになっていました。そしてPが4歳になり身体が大きくなってくると、小さい子が使うようなリュックに紐付きのハーネスという見た目が少し気になり始めたので、次は手をつないだ上でさらに保険になるよう手首にもハーネスをつけるようにしました。

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