子育て情報『「対話」が子どもにもたらす3つの影響とは?映画「こどもがいぎ」が、大人たちに問いかけること――監督インタビューも』

2022年7月27日 14:15

「対話」が子どもにもたらす3つの影響とは?映画「こどもがいぎ」が、大人たちに問いかけること――監督インタビューも


「こどもかいぎ」って?――子どもたちによる傾聴、そして話し合う大切な時間

「対話」が子どもにもたらす3つの影響とは?映画「こどもがいぎ」が、大人たちに問いかけること――監督インタビューもの画像

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映画『こどもかいぎ』は、子どもたちが「かいぎ」をする保育園を1年間に渡って撮影したドキュメンタリー作品です。

「こどもかいぎ」では子どもたちが輪になって自由に話し合います。何を話してもいいけれど、相手の言うことはきちんと聞くのがルール。テーマはそのときによってさまざまです。ふしぎに思うこと、最近知ったこと、保育園でいやなこと…。さて、どんな意見が飛び出すのでしょうか。

「こどもかいぎ」では結論を出すわけではありません。それぞれが自分の思いを伝え合う中で、子どもたちは成長していきます。
子どもたちは、 自分にも相手にも全力でまっすぐ。気持ちを伝えるというのは単に「言葉で」だけではありません。

子どもたちは何を考え、自分の可能性や、人と人との関係をどのように育んでいくのでしょうか。映画『こどもかいぎ』、そこには社会の中で生きていくために大切なヒントがあふれていました。


コロナ禍だからこそ、対話をテーマにしたこの映画を届けたい

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今回、監督の豪田トモさんにお話をうかがいました。

発達ナビ編集部(以下、ーー):映画『こどもかいぎ』の完成に至るまでの背景を教えて下さい。
豪田トモ監督(以下、監督):2017年から映画『こどもかいぎ』のプロジェクトがスタートしました。撮影場所探しに1年。
ようやくご縁があって舞台となる保育園で2018年の春から1年に渡り撮影させていただきました。150時間の撮影を映画として1時間半にまとめるまでに2年かかりました。
しかし、 完成したタイミングで新型コロナウィルスの流行がはじまり、その当初、映画を公開できるような状況でなくなってしまいました。仕方なく、この映画はお蔵入りにするしかないと思ったんです。

ーーそのような中、公開に踏み切ったきっかけはなんでしょうか?
監督:わが家には娘がいるのですが、当時小5で、分散登校をしていました。ある日、タブレット端末で学校の様子を見せてもらったんですが、そこには給食の時間に黙食している子どもたちの姿があり、ショックを受けました。そのとき一番に思ったのは、「この子たちは、きっと言いたいことがあるはず。大人は子どもの声を聞けているんだろうか」ということでした。

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