子育て情報『先取り学習はこうやれば効果的。「就学前学習ってどうなの?」に“教育の鉄人”が回答!』

2019年5月24日 09:04

先取り学習はこうやれば効果的。「就学前学習ってどうなの?」に“教育の鉄人”が回答!

目次

・学習内容のつながりを意識した「先取り授業」
・楽しければ、勉強も大好きな絵本と同じ感覚になる
・子どもの「学びの感覚」をつくる親子の対話
先取り学習はこうやれば効果的。「就学前学習ってどうなの?」に“教育の鉄人”が回答!

小学校にまだ入学していない幼い子どもがいる親であれば、いわゆる就学前学習などの「先取り学習」に強い興味があるはずです。その効果はどれほどのものなのか、そもそも必要なのか――。お話を聞いたのは、東京の公立小学校教諭・杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)先生。子どものやる気を引き出す独自の授業で注目され、「教育の鉄人」とも呼ばれるカリスマ教師です。実際の教育現場から見た先取り学習の価値とはどんなものでしょうか。

構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)

学習内容のつながりを意識した「先取り授業」

ひとことで「先取り学習」といっても、さまざまな種類があります。わたしの授業スタイルも先取り学習といえるものです。たとえば、本来のカリキュラムでは順に教える足し算と引き算もわたしは同時に教えます。また、掛け算と割り算も同様です。

なぜかというと、足し算だけを先にやってしまうと、「足し算脳」とでも呼ぶべき頭の使い方が子どものなかでできあがってしまうから。そうなると、引き算を学ぼうとするときにその足し算脳が邪魔をして、なかなか引き算ができるようにならないということが起こるのです。

掛け算と割り算の場合も同じです。先に掛け算だけを教えてしまうと、九九はしっかりできるのに、なぜか割り算は苦手だという子どもが続出してしまう。それは、本来であればひとつながりのものなのに分断して学ばせているからです。

ピアノでいえば、課題曲全体を聴かせてもいないのに、頭から順に教えようとしているようなもの。どんな曲なのか全体像が見えていなければ、学習効果が高まるはずもありませんし、子どもは自分がなにをしているのかが見えずに不安になってしまいます。

先取り学習はこうやれば効果的。「就学前学習ってどうなの?」に“教育の鉄人”が回答!


楽しければ、勉強も大好きな絵本と同じ感覚になる

とはいえ、そういう授業スタイルを取っている教員はそうはいないでしょうから、ここでは一般の家庭でもできる先取り学習について、わたしの考えをお伝えします。

先取り学習と聞いたときにまずイメージするのが、学校での学習内容を前もってやるというものでしょうね。小学校に入る前の就学前学習はその典型です。それらの先取り学習については、子どもにどんどんやらせてほしいと思います。というのも、「学校での勉強が復習になる」からです。

そういった先取り学習については、「子どもが学校の勉強に興味関心を示さなくなるから駄目だ」

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