子育て情報『「子どもの嘘」の原因は「親の嘘」かも。子どもが親を信用しなくなる怖い嘘』

2020年3月16日 09:15

「子どもの嘘」の原因は「親の嘘」かも。子どもが親を信用しなくなる怖い嘘

目次

・「正直さ」を求めてもきりがない
・「子どもの嘘」ひょっとして原因は「親の嘘」?
・親がつく嘘=「ダブルバインド」
・「嘘をつく」以外の解決策を用意する
「子どもの嘘」の原因は「親の嘘」かも。子どもが親を信用しなくなる怖い嘘

「子どもは嘘をつくもの」
そうはわかっていても、わが子の嘘は気になるものです。どうして嘘をつくの?誰かの影響?ひょっとして生まれつき嘘つきなの?「嘘をつくことは悪いこと」だとわかっているからこそ、子どもが嘘をついていると不安になりますよね。

今回は、「子どもの嘘」と「親の嘘」の深い関係について調べてみました。

「正直さ」を求めてもきりがない

自分が子どもだったときを思い出して、「友だちに自慢したくて、つい嘘ついちゃったな」「すごいと思われたくて大げさに言ったこともある」と反省したことがある人も多いのではないでしょうか?また、親に叱られたくないばかりに、宿題をやっていないのに「もう終わった」と言ったり、テストの点数が悪かったときに「まだ返してもらっていない」とごまかしたりなど、一度も嘘をついたことがない人なんていないはずです。

それなのに、わが子が嘘をついているのに気づくと、「うちの子が嘘をつくなんて信じられない!」「どこかで悪い影響を受けて嘘つきになったのかも……」などと、過剰に心配したり不安になったりしていませんか?子どもは嘘をつくもの。さらに言うと、大人だって嘘をつくことはあります。ですから、人を傷つけるような深刻な嘘でない限り、あまり神経質にとらえる必要はないでしょう。


臨床心理士の井上序子さんは、子どもが嘘をつく原因として次の3つ挙げています。

  • 事実と空想の区別がつかない
    心理的発達が未熟な幼い子どもは、空想や願望を本当のことのように話します。もちろん本人には、嘘をついているという自覚はありません。
  • かまってほしい
    痛くもないのに「お腹が痛い」と言ったり、学校での出来事を実際より大げさに表現したりと、親にかまってほしいから嘘をつく子も。原因は親子のスキンシップ不足にあるといいます。
  • 自分の身を守りたい
    自分の失敗を「○◯くんのせいでこうなった」と友だちのせいにしたり、まだやっていないのに「宿題はやったよ」と言ったりするのは、親に叱られたくないからです。
  • 親としては、子どもに「嘘はダメ」「正直でなければいけない」と教えるべきですが、一方で親自身が子どもの前で矛盾した態度をとってしまうことも。その結果、子どもの「嘘」がますます加速するという驚きの調査結果もあるようです。
    嘘つきの子どもは親も嘘つき02


    「子どもの嘘」ひょっとして原因は「親の嘘」?

    シンガポールにある南洋理工大学の心理学研究者らは、18〜28歳の若者379人に対して「嘘」

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