子育て情報『「ありがとう!」で子どもの自己肯定感が上がるワケ。幸福度が高い人は “感謝の心” をもっている』

「ありがとう!」で子どもの自己肯定感が上がるワケ。幸福度が高い人は “感謝の心” をもっている

目次

・毎日何回「ありがとう」と言っていますか?
・子どもの自己肯定感を上げる「ありがとう!」
・「感謝の心」はポジティブな状態を生み出す
・感謝の心をもち続けると、幸福感が得られる
・親子で「ありがとう」を学べる絵本4冊
「ありがとう!」で子どもの自己肯定感が上がるワケ。幸福度が高い人は “感謝の心” をもっている

子どもを「ほめること」と「叱ること」については、そのメリット・デメリットを理解している親御さんは多いでしょう。一方、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることについては、あまり意識することはないかもしれません。

しかし、親が子どもへの感謝の気持ちを言葉にすることで、子どもは自信をもってその先の人生を歩むことができるようになるのです。さらに「ありがとう」は、言われたほうはもちろん言ったほうにもよい影響を与え、ポジティブな人生を送るキーワードにもなります。

今回は、「ありがとう」がもつ大きなパワーと、親が子に感謝の気持ちを伝えるメリットについて考えていきましょう。

毎日何回「ありがとう」と言っていますか?

子どもに対して、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるよりも、叱ったり注意したりすることのほうが圧倒的に多いご家庭は少なくないはず。考えてみれば、お手伝いをしてくれたときやプレゼントを渡してくれたときくらいしか、はっきりと子どもに「ありがとう」を伝える機会はないかもしれません。


「親子なんだから」「夫婦なんだから」と、家族であることを理由に、改まって「ありがとう」と言うのが照れくさい人もいるでしょう。しかし、どんなに感謝の気持ちをもっていても、それを言葉にして伝えないことには意味がありません。

夫婦間では、「ありがとう」の一言が円滑な関係を構築するのに一役買うことがよくあります。東京大学名誉教授で教育学者の汐見稔幸先生は、著書の中で「とくに男性は感謝の気持ちを表したり、人をほめたりするのが苦手であるからこそ、『ありがとう』は超えなくてはならないハードルなのです」と、「ありがとう」がいかに重要な言葉であるかを説いています。

汐見先生によると、「妻が自分のためにしてくれたことに対して『ありがとう』と伝えることで、相手は『またがんばろう』と思えたり、お互いのことに興味や関心を向けるようになったりする。そして好循環が生まれ、コミュニケーションが深まる」とのこと。

もちろん親子関係においても同様です。むしろ、日常的に親から子どもに感謝の気持ちを伝えるように心がけると、想像以上の「いい効果」が期待できることもわかっています。
次に詳しく説明していきましょう。

「ありがとう」はパワーワード02


子どもの自己肯定感を上げる「ありがとう!」

親の「ありがとう」の言葉は、子どもにどのようなよい影響を与えるのでしょうか。

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