子育て情報『【冒険力の育て方】スイング幼児教室が教える、乱世を生き抜くための「4つの力」』

【冒険力の育て方】スイング幼児教室が教える、乱世を生き抜くための「4つの力」

目次

・日常的な「創意工夫」が、将来の「冒険」を支える
・「察する力」をもつ人のまわりには、自然と協力者が集まる
・体を上手に扱おうとすることは、試行錯誤そのもの
【冒険力の育て方】スイング幼児教室が教える、乱世を生き抜くための「4つの力」

もはや「乱世」と言ってもいい予測不能な時代を生きる子どもたちにとって、本当に必要な力とはどのようなものでしょうか。この問いに対して、「冒険力」と答えるのは、小学校受験において高い合格実績をもつスイング幼児教室を運営する矢野文彦さんです。冒険力の意味、そして、それらを構成する「4つの力」について詳しく解説してもらいます。

構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)

日常的な「創意工夫」が、将来の「冒険」を支える

これからの時代を生きる子どもたちにとって、もっとも必要な力は「冒険力」だと私は考えています。冒険力とは、「成功するかどうかわからなくても、『まずやってみよう』と行動して挑戦する力」に加え、困難や失敗から立ち直る、いわゆる「レジリエンス」も含まれます。

なぜこの力が大切かというと、人生は予想どおりに進むことが少なく、むしろうまくいかないことが前提としてあるからです。

さらに現代は、コロナ禍のような予測不能な出来事が頻発し、かつてのように安定した将来が約束される時代ではなくなりました。いわば、「乱世」の時代なのです。
だからこそ、挑戦を恐れず、失敗しても再び立ち上がる力がこれまで以上に重要になっているのです(インタビュー【第1回】参照)。

私が言う「冒険力」は、以下のような4つの力で構成されるものです。

【冒険力を構成する4つの力】①くらし力
②コミュニケーション力
③ちしき力
④からだ力
「①くらし力」とは、日々の生活を営む力です。この力が冒険力につながるのは、挑戦意欲を高めるからです。服のボタンをとめる、部屋の片づけをするといった些細なことでも、「自分でできた」という経験は子どもにとって大きな自信を生みます。そこから、「きっと自分にはできる!」という挑戦意欲をもつことができるのです。

あるいは、くらし力を高めるなかで創意工夫することも見逃せないポイントです。たとえば掃除をするにしても、最初は親に教えられたとおりのやり方でやるでしょう。
でも、そのうち子どもは自ら「こうしたほうが早く終わるのではないか」「もっときれいになるはず」と考えはじめます。そうした創意工夫の思考が、将来的な冒険力を育んでくれるのです。
皿を並べる子ども


「察する力」をもつ人のまわりには、自然と協力者が集まる

「②コミュニケーション力」は、対人スキルを意味します。なかでも「察する力」
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