子育て情報『日本のママは頑張りすぎ! ママの余裕が子どもの心を育てる——「よはく」をつくる子育て術【Udemy講師・神原えみ モンテッソーリガイド第2回】』

日本のママは頑張りすぎ! ママの余裕が子どもの心を育てる——「よはく」をつくる子育て術【Udemy講師・神原えみ モンテッソーリガイド第2回】

目次

・親の “心のよはく” が子どもの発達に与える好影響
・日本のママは過酷!? 海外との現状比較
・子育て支援サービスという選択肢も
・頼っていいよ。ママが子育てに “よはく” をつくる3ステップ
日本のママは頑張りすぎ!ママの余裕が子どもの心を育てる——「よはく」をつくる子育て術【Udemy講師・神原えみ モンテッソーリガイド第2回】

朝の準備でバタバタしていたとき、「早くしてっ!」と強い口調で言ってしまった私。

すると、すぐあとに娘がまだ2歳の息子に向かって、まったく同じ口調で「早くしてっ!」と叫んだのです。その瞬間、ハッとしました。まるで鏡を見ているかように、私の言葉が、私の態度が、そのまま子どもに映っていたのです。

「これじゃいけない」そう思ったとき、心の奥に浮かんできたのは、“もっと優しく接したいのに、余裕がない…”という、母親としての切ない本音でした。

こんにちは、神原えみです。私はAMI(国際モンテッソーリ協会)認定のモンテッソーリガイド(教師)であり、2児の母です。普段は、『ママもこどもと同じくらい自分を大切に』を軸に活動をしています。


本記事は、連載「モンテッソーリ教育ガイド」第2回目。「モンテッソーリ教育の本当の意味」を捉え、私が子どもたちと関わるなかで日々感じていることを、みなさんのご家庭での子育てのなかにどういかしていけるのか丁寧にお伝えしていきます。今回は「親自身が心に “よはく” をもつこと」がいかに子どもによい影響を与えるのかについて、海外との比較、そして日本の制度活用方法をまじえて、ご紹介していきます。

ライタープロフィール

’神原えみさま’

神原えみ

AMIモンテッソーリ教師

小学生2児の母。AMIモンテッソーリ教師ディプロマ取得。「ママも子どもと同じくらい自分を大切に」をテーマに活動。代表著書『0~2歳 分かりやすい!モンテッソーリ教育』『幼児教育をはじめる前に読む本』、バイリンガル書籍『ORIGAMI はじめてのおりがみ』シリーズなどを出版。著者名「モンテッソーリガイドえみ」として海外にも発信中。
Udemy・ストアカ講師として、子育て中のママが自分らしく過ごすための講座を展開しています。

親の “心のよはく” が子どもの発達に与える好影響

◆子どもは環境のすべてを吸収している
モンテッソーリ教育では、「子どもは自己教育力を持っている」と考えます。それは、子どもが本来、自ら学び、自ら育とうとする力を内に備えているということです。しかし、その力がのびのびと発揮されるためには、「安心できる環境」と「関わる大人の在り方」が欠かせません。そこで大切にしたいのが、「ママのよはく」です。ママがリラックスし、心に余裕をもって子どもと関わることで、子どもは安心し、自分のやりたいことに集中できるようになります。
次ページ : ◆言葉がけひとつで変わる子どもの自己肯定感 たとえば子ども… >>

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧 exciteお悩み相談室
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
ウーマンエキサイトアプリ 令和ママ プレゼント 漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2025 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.