子育て情報『味方がパスを受けやすくするための動きが分かってない子どもたちに、理解させる方法を教えて』

2021年9月24日 20:00

味方がパスを受けやすくするための動きが分かってない子どもたちに、理解させる方法を教えて

自分がパスを受ける時には受けやすい位置をとれるが、チームメイトがボールを受けやすくするための動きができない子がいる。ポジショニングの役割、動きが理解できてない。
相手の状況を理解させ、いつどこ(誰)にパスを出せばいいかを理解させる練習メニューを教えてほしいとのご相談をいただきました。

今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが具体的な練習メニューを例に挙げ、コーチにアドバイスを送ります。
(取材・文島沢優子)

池上正さんの指導を動画で見る>>

目次

・まずはその場で幅と深さを使ってどうプレーした方が良いのかを理解させる
・いつどこにボールを出せばいいのか、認知・判断・行動を素早く行うこと
・低学年でもできる「他人のために動けるようになる」練習メニュー
・説明するときはゆっくり伝え、時間をかけて理解させる
・守備と攻撃両方の能力が同時にアップする守り方


味方がパスを受けやすくするための動きが分かってない子どもたちに、理解させる方法を教えて

(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)

<<練習もダラダラ、ヘラヘラ目標も口だけ。まるで小学生な高校生をどう指導したらいい?

<お父さんコーチからのご質問>

池上さんこんにちは。

私は子どもの小学校の少年団で教えております。
指導年代はU-12です。

お聞きしたいのは、ポジショニングの意識をどう身につけさせるか、という事です。

自分がパスをもらう時に、受けやすい位置に動くことはできるのですが、自分以外の味方がボールを受けやすくするための動き、ポジショニングや身体の向きができてない子がいます。

相手を釣る動きが上手くできません。

相手を見る、だけでなく味方の位置も把握できていないのかなと思いますが、どのような練習をすればよいでしょうか。

おすすめのトレーニングがあれば教えてください。

<池上さんのアドバイス>

ご相談ありがとうございます。

指導されているのは小学6年生以下ですね。
私はそのカテゴリーでは、ポジションチェンジはしないほうがいいと伝えています。

■まずはその場で幅と深さを使ってどうプレーした方が良いのかを理解させる

幅と深さを理解しなくてはいけないので、右にいる選手はその場でどうプレーしたほうがいいのかを学んだ方がいいでしょう。

つまり、右にいる選手はそのまま右でプレーする。この場合相手は左の選手がマークするわけですが、どう動くと相手のマークから外れられるのか?ボールを持っている選手は、いつどんなタイミングで、その選手にパスを出せばいいのか?それを理解して、つながっていく必要があります。例えば、右の選手が下がってボールを受けた瞬間に、深さをとっていたトップの選手がボールをもらえるような動きをしてくれる。

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