子育て情報『ベビースキンケアのパイオニアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスが新生児の皮膚状態が皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連があることを共同発表』

2023年2月21日 15:00

ベビースキンケアのパイオニアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスが新生児の皮膚状態が皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連があることを共同発表

株式会社ナチュラルサイエンスは、産婦人科医、栄養士、株式会社ヘルスケアシステムズらと共同で、妊婦と新生児の腸内環境に着目した研究を行ってまいりました。
2021年に妊婦の桑の葉青汁飲用による腸内環境改善効果を示し、月刊アレルギーの臨床に掲載された成果※1に続き、この度、新生児において皮膚や腸内の細菌叢と皮膚状態との関連を見いだし、国内では唯一の小児皮膚に特化した権威ある学術誌「日本小児皮膚科学会雑誌 Journal of Pediatric Dermatrology」に論文が掲載されました。

ナチュラルサイエンスでは、今後も妊婦さんや赤ちゃん、子どもたちのより良いお肌のための研究を進め、みなさまによろこびと感動を提供する製品・情報の提供に推進してまいります。

※1 掲載論文:妊婦を対象とした桑の葉青汁飲用による腸内環境改善効果の検討ーパイロット研究月刊アレルギーの臨床 2021 Apr;41(555): 412-419

表1:https://www.atpress.ne.jp/releases/343165/table_343165_1.jpg

■発表概要
新生児期の皮膚状態は、皮膚機能の発達やその後の健康に影響を与えるため、皮膚状態に関連する要因を検証することは重要です。近年、ヒト細菌叢が皮膚疾患やアレルギー疾患に影響することが報告され注目を集めていますが、生後早期の皮膚状態との関連についてはあまり報告がありませんでした。そこで、生後1か月の健康な児35名を対象とし、新生児の皮膚状態と皮膚細菌叢および腸内細菌叢の関連性について検討を行いました。
皮膚観察より皮膚所見(トラブル)がある群11名、皮膚所見(トラブル)がない群24名の2群に分け皮膚細菌叢および腸内細菌叢を比較したところ、皮膚所見がある群は、皮膚のPeptoniphilus属※2の占有率が有意に高く、Bifidobacterium属※3の占有率が低い傾向があり、腸内ではBifidobacterium属※3の占有率および多様性(菌種数)が有意に低いことがわかりました。これらの結果から、新生児の皮膚状態は皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連していると考えられました。


※2 一般的に弱毒性であり遅発育性菌であるが、稀に感染症を引き起こす菌。
※3 ビフィズス菌の総称。糖を分解して乳酸、酢酸を作る腸内の善玉菌。

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