2011年7月28日 17:39
シネマカフェ的海外ドラマvol.202 全米夢中の“ヴァンパイア”ドラマ! 後編
(Photo:cinemacafe.net)
女子高生とヴァンパイアのロマンスを描き、“TVドラマ版『トワイライト』”とも称される「ヴァンパイア・ダイアリーズ」。後編では、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」ならではの“ステキ”を紐解いていきます。
女子高生・エレナとヴァンパイアとして生きるステファンの純愛を軸にした「ヴァンパイア・ダイアリーズ」ですが、第一のポイントはまさにその純愛の在り方。日常に違和感を覚え、ヴァンパイアのエドワードを白馬の王子様としてすんなり受け入れた『トワイライト』のベラに対し、エレナは正体を明かしたステファンを「ヴァンパイアだなんて!!」と拒否し、その後もヴァンパイアを愛してしまったことによる戸惑い、苦悩に直面します。
どちらが現代的な反応かと言えば、非日常を積極的に受け入れるベラの方が現代っ子度が高く、エレナの方が断然クラシカルで王道ですらありますが、やっぱり禁断の恋には戸惑いと苦悩があって欲しいもの!?高校生たちの恋と青春をみずみずしく描いた「ドーソンズ・クリーク」を過去にヒットさせ、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」でも製作総指揮と脚本を務めるケヴィン・ウィリアムソンは、そのあたりのさじ加減を心得ているようです。