くらし情報『監督の叱咤に御年86歳の“法王”、心が折れた? 「俳優を辞めようかと…」』

2012年7月12日 20:19

監督の叱咤に御年86歳の“法王”、心が折れた? 「俳優を辞めようかと…」

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞歴をもつイタリアの巨匠ナンニ・モレッティ監督の最新作『ローマ法王の休日』が7月21日(土)より公開となる。ローマ法王の逃亡劇というユーモラスで斬新な映画の題材とは裏腹に、このほどモレッティ監督がご年配の枢機卿たちに叱咤を飛ばす、緊迫感漂う貴重なメイキング映像がシネマカフェだけに到着!

ローマ法王の死去という一大事を受け、新法王選出のためヴァチカンに集められた各国の枢機卿たち。選挙のゆくえを真剣に見守りながら、全員が心の中で「どうか私が選ばれませんように…」と祈りを捧げていたが、そんな願いも虚しく新法王に選ばれたのは、誰も予想だにしていなかったダークホース、メルヴィル。大勢の信者たちの前で演説をするという大仕事を控え、あまりのプレッシャーに耐えかねた彼は、何とローマの街に逃亡を図る!

“イタリアのウディ・アレン”と称される、癖のある人柄と作風、そしてナイスミドルな風貌で世界中に多くのファンをもつモレッティ監督。その作品はユーモアに富み、最後には温かい感動を生み出す良質なものばかりだが、その分演出のこだわりもハンパではない。

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