くらし情報『宮崎駿監督書き下ろし漫画「幽霊塔へようこそ展」 三鷹の森ジブリ美術館にて開催』

2015年4月4日 12:00

宮崎駿監督書き下ろし漫画「幽霊塔へようこそ展」 三鷹の森ジブリ美術館にて開催

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


長編アニメ映画製作からの引退を宣言した宮崎駿監督が、中学時代に読んで影響を受けたという江戸川乱歩の長編小説「幽霊搭」をテーマに、自ら企画・構成を行った新企画展示「幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-」が三鷹の森ジブリ美術館にて5月30日(土)よりスタートする。

『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』など、いまなお愛され続けるアニメーション作品を数多く生み出し、2014年にはアカデミー賞名誉賞を受賞するなど、世界の映画史にその名を刻む宮崎監督が、劇場長編作品として初監督した映画『ルパン三世 カリオストロの城』。その舞台設定に大きな影響を与えたことで知られるのが、本展示で取り上げられる江戸川乱歩の長編小説「幽霊搭」だ。

英国の作家 A・M・ウィリアムスンの小説「灰色の女」を、江戸川乱歩が“乱歩流”の変化を加え書き改めた「幽霊塔」を中学生のときに読んだ宮崎監督は、主人公たちの織り成すロマンスや、物語の重要な舞台である時計塔の歯車やその機構に憧れたそうで、『ルパン三世 カリオストロの城』に“宮崎監督流”の時計塔やロマンスを盛り込んで作品を作った、と語っている。

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