くらし情報『【シネマ羅針盤】キアヌ・リーブスと3度目の対面、飾らぬ人柄は変わらず』

2015年10月20日 21:00

【シネマ羅針盤】キアヌ・リーブスと3度目の対面、飾らぬ人柄は変わらず

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


最新作『ジョン・ウィック』を引っさげ、プロモーション来日を果たしたキアヌ・リーブスにインタビューする機会を得た。キアヌ本人に対面するのは3度目。復活作の呼び声も高い同作を熱っぽくアピールする姿には、変わらぬ飾らない人柄がにじみ出ていた。

初めてインタビューを行ったのは2006年秋。サンドラ・ブロックとともに共演作『イルマーレ』のPRで来日した際、同時期に公開される長編アニメ『スキャナー・ダークリー』の合同取材がセッティングされた。当時、駆け出しのライターだったので、非常に緊張したことを覚えている。キアヌ側の要請で編集者やカメラマンの立ち会いは禁じられ、だだっ広いホテルの宴会場にはキアヌ本人と通訳、そして我々インタビュアー数人のみがいるだけ。

確かに当時のキアヌは『マトリックス』3部作で、映画スターとして頂点を極めていた時期。
ただ、実際にインタビューが始まると、その気さくな人柄によってピリピリした雰囲気は一気に和らいだ。ときにはじっと無言で考え込みながら、ひとつひとつの質問に丁寧に応じ、ある種の“不器用さ”も垣間見せる。取材時間は20分程度だったと記憶しているが、結果的には充実したインタビューとなり、駆け出しライターにとっても大きな糧となった。

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