25歳で早逝したラッパー2PACの真実描く『オール・アイズ・オン・ミー』公開決定
エミネム、スヌープ・ドッグ、ドクター・ドレーらがいまも惜しみないリスペクトを贈り続ける、25歳でこの世を去った音楽界のレジェンド、2PAC(トゥパック)。本日6月16日、彼の生誕日に、その生涯を描く『オール・アイズ・オン・ミー』(原題:ALL EYEZ ON ME)の日本公開決定が発表された。
ニューヨークのスラムで生まれ育った2PACこと、トゥパック・シャクール。急進的な黒人解放組織「ブラック・パンサー党」党員だった母に連れられ、住まいを転々としていたため、周囲に馴染めない辛い幼少期を送っていた。役者に憧れていた彼は、12歳のときにハーレムの劇団に入団し舞台デビューを果たす。1986年、一家はボルチモアに移り住み、2PACはボルチモア芸術学校に入学。そのころから彼はラップに没頭しはじめ、数々の詩を書き始める。17歳のときにはカリフォルニアに移り住むが、そのころには母親はドラッグ中毒で家庭は崩壊していた。
そんな彼は、ラッパーとなる夢を追い続け、ついに1991年に2PACの名で、アルバム「2Pacalypse Now」でソロデビュー、着々とその名を上げていく。だが、ある日、彼はレコーディングに訪れていたスタジオで強盗に襲われ、その身に銃弾5発を受けてしまう。