くらし情報『【シネマモード】『エタニティ』トラン・アン・ユン監督の独創的な想像性の源は?』

2017年9月27日 22:05

【シネマモード】『エタニティ』トラン・アン・ユン監督の独創的な想像性の源は?

Photo by cinemacafe.net

家族の永遠性と、人生の輝きを謳ったフランス映画『エタニティ永遠の花たちへ』のトラン・アン・ユン監督が来日。『青いパパイヤの香り』『シクロ』『ノルウェイの森』などで、叙情的な作風で知られるユン監督が、作品に寄せた思い、独創的な想像性の源について伺いました。ユン監督のクリエイティビティを感じられるロングインタビューです。

――とても美しい映画ですね。私は大家族出身ではありませんが、物語と自分との間に、とても強い結びつきを感じました。誰にでもルーツがある、そここそ誰もがこの物語に強い繋がりを感じられる理由だと感じます。例えルーツを知らなくても、いま自分がここに居るということが、強い歴史を受け継いできている証拠だと感じることができました。

私も大家族出身ではないんですよ。
でも誰だって、どこかからやって来て、先祖を持っている。だから本作は誰にとっても、とても個人的な感情をもたらす物語だと思っています。私はこの映画で描かれているような大家族に、とても特別な感情を抱いているんです。小さな家族に属しているということは、とても危うい。もし誰かが亡くなったら、家族はさらに小さくなります。でも、大家族では揺るぎなさを実感できます。

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