2020年7月16日 19:00
常時着席&応援禁止のロックライブ…『LETO -レト-』冒頭映像公開
第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞を受賞、カンヌをはじめ世界中の映画・音楽ファンを大熱狂の渦に巻きこんだ『LETO -レト-』より、冒頭映像が公開された。
キリル・セレブレンニコフ監督が、1年半の自宅軟禁のさなかに完成させた本作は、ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、そしてその妻ナターシャの3人をモデルに、ペレストロイカ目前のレニングラードで純粋に“自由”と“音楽”を追い求めた若者たちのひと夏を描く物語。
今回公開されたのは、音楽を愛してやまない若者たちの静かに燃える反逆の熱気が伝わる冒頭映像。ロックのライブシーンと音楽を愛する若者たち、それに相反する80年代前半のソ連の規制に縛られた情勢が切り取られている。
ライブ会場に潜入する若い女性たち。ノリノリなロックミュージックが響き渡るが、そんな中、観客は静かに座って鑑賞している…。
80年代前半当時のソ連は、ロックミュージックと西洋の影響に敵対的な情勢でありながらも、ロックミュージックに惹かれる若者たちも増えていった時代。