2021年3月12日 12:30
世捨て人と人生を失った女性が共同生活…『やすらぎの森』予告
世捨て人たちが密かに暮らす、カナダ・ケベック州の人里離れた深い森を舞台に描くヒューマン・ドラマ『やすらぎの森』(原題:Il Pleuvait des Oiseaux)より、日本版予告編が到着した。
カナダ・ケベック州、人里離れた深い森。湖のほとりにたたずむ小屋で年老いた世捨て人たちが密かに暮らしていた。ある日、彼らのもとに思いがけない来訪者が現れる。その80歳の女性ジェルトルードは、少女時代に不当な措置によって精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられていた。ジェルトルードは、マリー・デネージュという新たな名前で新たな人生を踏み出すが…。
カナダ10州の中で最も広大な面積を誇り、フランス語を公用語とするケベック。映画製作も盛んに行われるここから新たに届いた本作は、カナダのアカデミー賞にあたるカナダ・スクリーン・アワードで5部門にノミネート(助演男優賞受賞)された、80代の男女を主人公に迎え、人生の晩年をいかに生きるかというテーマを詩情豊かに綴る愛と再生の物語。
ジェルトルード/マリー・デネージュを演じたのは、惜しくも2019年11月に他界したアンドレ・ラシャペル。