2021年10月21日 16:00
芸術家が主人公に持ち掛ける“悪魔”の契約…『皮膚を売った男』本編映像
恋人に会うため、自分自身がアート作品となった男の数奇な運命を描いた『皮膚を売った男』より、物語の発端となる重要シーンの本編映像が解禁された。
本作は、昨年のヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で男優賞を受賞し、東京国際映画祭でも正式出品され、さらに第93回アカデミー賞国際長編映画賞にもノミネートされた話題作。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、92%フレッシュという高評価を得ている。(6月30日時点)
この度解禁となったのは、主人公サムが自身の運命を大きく変えることになる世界的芸術家ジェフリーと、薄暗い部屋で酒を片手に語るシーン。そして2人はさながらファウストと悪魔メフィストフェレスのように謎めいた契約を交わすことになる。
「ベルギー出身で、アメリカ人でもある」と語るジェフリーに対し、身分の違いを痛感したサムは「恵まれた側の人間か」と皮肉を口にする。さらに続けて「ガールフレンドがベルギーに」と少し悲しい表情を浮かべ、ビザが取得できないことから離れ離れになってしまったガールフレンドのアビールのことを話し始める。
会えない理由をしつこく聞かれ頭に血が上ったサムは「無理なんだよ!あんたには可能でもね」