『世界で一番美しい少年』ビョルン・アンドレセン、初めて語られる出生の秘密
巨匠ルキノ・ヴィスコンティに見出され、『ベニスに死す』(71)で主人公を破滅に導く少年タジオを演じたビョルン・アンドレセンに迫ったドキュメンタリー『世界で一番美しい少年』。この度、彼の妹が兄と母親について知られざる秘密を語る本編映像がシネマカフェに到着した。
到着したのは、ビョルンとその妹が幼い頃の思い出や自身の母親について語る場面の本編映像。本作が描き出すビョルンの心の旅を語る上で欠かせないのが、彼が辿る実母バルブロについての記憶である。
この本編映像で、ビョルンのそばで語るのは妹のアニケ。アニケは、かつて学校の教師から渡された手紙を見ながら母の失踪当時のことをふり返る。2人は母と異なる父の間に11か月違いで生まれた“疑似双子”で、「子供時代を通じてとても近しい存在で、お互いどんな友達よりもずっと仲がよかった。本当にいつも一緒だった」とアニケは明かし、ビョルンも「1人でいた記憶がない。
どんな時も2人だ」と語る。本作では、兄妹、そして母が一緒に写る膨大な写真やフィルム映像を通して、生前の母と過ごした濃密な日々が伝わってくる。
ビョルンは母親を最後に見た時のことについて、劇中で詳しく語る。『ベニスに死す』出演前の彼が11歳のころ、通学の途中で母親が手を振ってくれ、手を振り返すとまた手を振ってくれたという思い出だ。彼は、そのとき「これが母を見る最後かな」と直感したといい、その後、母親は突然姿を消した。
そして母が失踪した翌年、2人は祖母を訪ねてきた警官から母の遺体が発見されたことを聞かされたという。アニケによると、その日を境に家族や周りで自分たちの母のことについて口にする者は誰もいなくなったという。わずか12歳の少年だったビョルンが抱いた母の死の真相を知りたいという強い想いは、長年彼の心を支配することになる。
母バルブロについてのくだりを通して、本作がビョルンが抱えてきた心の痛みに寄り添いながら丁寧に作られていることが伝わるはずだ。
『世界で一番美しい少年』は12月17日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
世界で一番美しい少年 2021年12月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開
© Mantaray Film AB, Sveriges Television AB, ZDF/ARTE, Jonas Gardell Produktion, 2021
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