くらし情報『MRJ、納入は2017年第2四半期のまま初飛行を9~10月延期--5号機はANAカラー』

2015年4月10日 17:25

MRJ、納入は2017年第2四半期のまま初飛行を9~10月延期--5号機はANAカラー

MRJ、納入は2017年第2四半期のまま初飛行を9~10月延期--5号機はANAカラー
三菱重工業と三菱航空機は次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi RegionalJet)について4月10日に説明会を開催し、開発状況および量産に向けた拠点展開の準備状況を発表した。初飛行の時期は9~10月に見直すものの、初号機納入については計画通り2017年第2四半期を予定している。

MRJは三菱航空機が開発する70~90席クラスの次世代民間旅客機で、現在の受注機数は407機(うち確定223機)となっている。三菱重工業と三菱航空機は量産段階への移行に向け、4月1日付で新体制を発足。それに先立つ1月には、三菱航空機が本社の全機能をMRJの最終組み立て・地上試験・飛行試験が行われる場所に隣接した県営名古屋空港ターミナルビル(愛知県豊山町)の同一フロアに移転し、効率的な業務運営体制を整えた。

現在、静強度試験や飛行試験2号機以降の製造を進めているが、各種地上試験による検証結果とそのフィードバックを経て、初飛行の時期については9~10月に見直すこととなった。今後は各種飛行試験を集中的に実施するとともに量産機の製造を加速することで、計画通り2017年第2四半期の初号機納入につなげていくという。

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