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LINE、230超の国で1日に170億回のやりとり - 開発者向けイベント開催

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LINE、230超の国で1日に170億回のやりとり - 開発者向けイベント開催
●LINE社長 出澤剛氏が登壇
LINEは29日、開発者向けのイベント「LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyo」を都内で開催し、登壇した同社代表取締役社長 CEOの出澤剛氏は、230を超える国と地域で1日170億回のやりとりがLINEを介して行われていると紹介した。

○LINEは最も大きく成長したスマホサービス

LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyoは、LINEの運営に携わる同社エンジニアチームの様々な経験を紹介するイベント。「LINEのiOS対応について」「LINEのApple Watchアプリ開発について」などの講演を行う。イベントの冒頭、出澤氏は「LINEは、スマートフォンのサービスの中で最も速く、最も大きく成長したサービスのひとつ。技術的にも、難しくてチャレンジングな課題に挑み続けている」と胸を張った。

当初、ごく単純なメッセンジャーアプリとしてスタートしたLINE。出澤氏は「タイミングがよかったことも幸いし、アプリ公開から3カ月で100万ダウンロードを達成できた。2011年11月には無料通話、スタンプの提供を開始したことで成長が一気に加速した」と説明する。
現在、グローバルでは1億8千万人のアクティブユーザーを抱えるまでに成長。230を超える国と地域で、1日に170億回ものやりとりがLINEを介して行われているという。

●LINEが重要視するポイントは2つ
○トップシェアとプラットフォーム化

出澤氏がサービスの運営方針として重要視しているのが、“トップシェア獲得”と“プラットフォーム化”の2点。同氏は「この業界では、2番手のサービスは過疎化してしまう。したがってトップシェアをとることが最重要となる。日本、台湾、タイではトップシェアを獲得できた。弊社ではトップシェアを獲得するためにローカライズを多面的に、徹底的にやっている」と説明する。

また出澤氏は、「LINEではスマートフォンの時代に合った新しいコンテンツ消費のあり方を追求し、世の中のトランザクション(商取引、売買など)をより便利にしていく」と説明。
このため現在、ライフ領域やエンタメ領域においてサービスのプラットフォーム化を進めている。例えば、ライフ領域では「LINE Pay」「LINE TAXI」などを通じて、決済やコマースといった利用者の生活に身近なサービスで新たな価値観を提供する。エンタメ領域ではゲーム、マンガ、音楽といったコンテンツの提供に取り組んでいる。

出澤氏は、最後に「LINEは成功したサービスだと言われるが、グローバルでは競合するビッグプレイヤーがひしめく状況。これから、まだ大きな山に登らないといけない。ただスマートフォンの大きな変化期に、世界のフィールドで戦えるチケットを手に入れた、ということは非常に幸運なことだと考えている。これから新しい挑戦、発見の連続になるだろう。その先頭に立って道を切り開き、企業の想いを形にするのは、我々が誇るエンジニアたちにほかならない」と言葉に力を込めた。


(記事提供: AndroWire編集部)

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