くらし情報『NEC、フィリピンで地デジ放送を利用する防災情報システムの実証実験』

2015年6月25日 11:19

NEC、フィリピンで地デジ放送を利用する防災情報システムの実証実験

NEC、フィリピンで地デジ放送を利用する防災情報システムの実証実験


NECは6月24日、フィリピン政府の市民防衛局(OCD: Office of Civil Defense)および国営放送(PTV: People’s Television)と共に、地上波デジタル放送で災害情報を提供可能な防災情報システムを構築し、実証を行ったと発表した。現在OCDでは、今回のような防災情報システムの導入に向けて検討を進めているとのこと。

同システムは、NECがOCD内にクラウドを利用して構築した防災システムから、PTVの放送網を利用して関係機関に設置した約20カ所30台のテレビに対し、台風による被害の軽減を目的とした情報を配信するもの。

また、待機状態にあるテレビやワンセグ受信機を緊急警報信号によって自動で電源をオンにし、テレビ映像や字幕と共に、連動するデータ放送で避難情報などを提供する。

NECよれば、地上波デジタル放送におけるデータ放送と、受信機の自動電源オン機能を持つ緊急警報放送を連動するシステムを用いた、実際の放送波での実証は世界初の試みだという。

さらに、日本無線(JRC)の協力により、PTVの放送網と連動したサイレン・スピーカー局を設置し、災害時に音声アナウンスやサイレンで地域住民へ情報伝達する手段も実現したという。

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