2015年7月14日 10:35
太りにくい体を作る! スポーツ栄養界が注目する「スローカロリー」って?
スローカロリー研究会はこのほど、「日本のスポーツ栄養界が注目する"スローカロリー理論"とは」と題し、糖質摂取の「質」に注目した理論を展開するセミナーを開催した。
○ゆっくり吸収される「スローカロリー」
「本格的な夏が来る前に、何とか少しでもダイエットしたい! 」と思っている人は少なくないのではないだろうか。「りんごダイエット」「低炭水化物ダイエット」「豆乳ダイエット」など、ダイエットを冠するものは多数あるが、健康的に体重を落とすにはやはり実際に汗をかくのが一番だろう。
ただ、「せっかく運動するならば、より効果的にしたい」という思いは多くの人に共通するところだろう。そこでポイントになるのが、近年のスポーツ栄養界で注目を浴びている「スローカロリー」だという。
慶応義塾大学 スポーツ医学研究センター教授の勝川史憲氏は、「スローカロリーと身体運動」の関係性について講和を行った。勝川氏によると、スローカロリーとは「体内でゆっくりと吸収する食べ物のエネルギー」だという。
そんなスローカロリーの代表的なものに「パラチノース」が挙げられる。
パラチノースは自然界でもハチミツなどに含まれる甘味料で、いわゆる砂糖(スクロース)