くらし情報『零戦を日本の空へ! エンジン始動テストを実施 - 指揮監督を米国より招へい』

2015年7月14日 12:43

零戦を日本の空へ! エンジン始動テストを実施 - 指揮監督を米国より招へい

零戦を日本の空へ! エンジン始動テストを実施 - 指揮監督を米国より招へい
「零戦里帰りプロジェクト」を推進するゼロエンタープライズ・ジャパンは7月7日、「零式艦上戦闘機(以下、零戦)」の組み立てを海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)内で完了し、エンジン始動テストを実施した。

同プロジェクトは石塚政秀氏が発起し、2008年に米国で購入・所有してきた日本人所有では唯一となる零戦を日本に里帰りさせ国内での飛行実現を目指し、2012年9月に正式に発足。2013年9月には同プロジェクトを推進する母体としてゼロエンターを設立し、戦後70年を振り返ることを目的に同機を2014年11月5日に入国させ、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)内で分割管理されていた。

今回の組み立ては、同機がアメリカ連邦航空局(以下、FAA)の所属機であることから、FAA公認整備士資格のA&PおよびIA(Inspection Authorization)を有するデイビッド・アレン(DAVID ALLEN)氏を米国から招へいし、アレン氏の指揮監督下のもと、約8日間で完了した。エンジンの始動についても、同氏の監督下でエンジンおよびプロペラ部分の不具合を確認するために実施された。

今後、国内での飛行に向けて所轄官庁に申請し、許可が得られれば飛行が実現する。

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