2015年8月17日 10:53
健康・スポーツの祭典「スポルテック」で気になったスローカロリーの秘密
7月28~30日、東京ビックサイトで日本最大級のスポーツ・健康産業関連の総合展示会「SPORTEC(スポルテック)2015」が開催された。合同開催のフィットネス総合展示会『ヘルス&フィットネスジャパン(HFJ)』と合わせて約450社が出展した。
器具や装具から食品まで、幅広いスポーツ・健康関連製品が出展されるスポルテック。今年の出展では、機能性食品が数多く目を引いた。特に筋肉増強のための高たんぱく質が効率よく摂取できる栄養食品や、低カロリーなサプリメント製品の出展ブースが軒を連ねた。
その中で気になったのが三井製糖。「スプーン印」でおなじみの砂糖メーカーだが、「パラチノース」と呼ばれる甘味料をPRしていた。
パラチノースは、「イソマルツロース」が一般名称で、通常はハチミツの中に含まれている成分。
ブドウ糖と果糖が砂糖とは異なる位置でつながった構造をしており、砂糖と似た風味を持ちながらも消化吸収速度が緩やかであるのが特徴だ。しかし、ハチミツの中に含まれる量は極めて少量。そのため、砂糖を原料に、みそやしょうゆの製造と同様に、微生物の持つ酵素の力で三井製糖が量産化に成功したというものだ。