2016年3月8日 08:12
米Microsoftが「SQL Server on Linux」発表、2017年中頃提供へ
米Microsoftは3月7日(現地時間)、Linux用のSQL Server「SQL Server on Linux」を提供する計画を発表した。2017年中頃のリリースを目指す。
同社は今年後半にリリースする予定の「SQL Server 2016」を「Microsoftのデータプラットフォーム史上、最大の前進」とアピールしている。暗号化機能による堅固なセキュリティ、ワークロードのパフォーマンスを30倍~100倍に引き上げるインメモリーデータベースのサポート、Rとの統合を含む高度な分析機能などを実現し、そしてオンプレミスとクラウドをまたがったデータベース運用を可能にするStretch Databaseという機能を備える。SQL Server on Linuxの提供は、SQL Server 2016の製品戦略に沿ったものといえる。公式ブログでScott Guthrie氏(クラウド&エンタープライズグループ担当エグゼクティブバイスプレジデント)は次のように述べている。
「SQL Server on Linuxはデータソリューションにおいて顧客により大きな柔軟性を提供する。1つはミッションクリティカルなパフォーマンス、業界トップのTCO、ベストインクラスと呼べるセキュリティ、そしてStretch Databaseのようなハイブリッド・クラウド・イノベーションである」