2016年3月9日 15:12
マイクロソフト、月例セキュリティ更新(3月) - 「緊急」5件、「重要」8件の脆弱性
日本マイクロソフトは9日、毎月定例で提供している月例のセキュリティ更新プログラム(月例パッチ)の3月分を公開した。13件の脆弱性情報が公開され、深刻度がもっとも高い「緊急」が5件、2番目に高い「重要」が8件となっている。悪用が確認されている脆弱性はないが、対象となるユーザーは早急のアップデートが推奨されている。
○Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3142015) (MS16-023)
MS16-023は、Internet Explorerに複数の脆弱性が存在し、最悪の場合、特別に細工されたWebページを表示するだけでリモートでコードが実行される、というもの。複数のメモリ破損の脆弱性が存在し、すべて任意のコードが実行される恐れがある。
対象となるのはInternet Explorer 9/10/11で、最大深刻度は「緊急」、悪用可能性指標は「1」となっている。
○Microsoft Edge 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3142019) (MS16-024)
MS16-024は、Windows 10の新ブラウザであるMicrosoft Edgeに脆弱性が存在。