2016年3月16日 07:30
転職時にトラブルが生じる理由、1位は「企業からの強引な引き止め」
エン・ジャパンは3月15日、人材紹介会社集合サイト「ミドルの転職」上で転職コンサルタントを対象に実施した「円満退職」に関する調査結果を発表した。
○企業からの強引な引き止めがトラブル要因に
ミドルが退職意向を伝えた際に、在籍企業から引き止めがあるケースとないケースではどちらが多いか尋ねたところ、「引き止めがあるケース」は43%に上り、「引き止めがないケース」は20%にとどまった。
退職時・退職後にトラブルになる理由については、「企業からの強引な引き止め」が76%で最多。具体的には「引き止めを受け、円満退職をしたいと入社時期をずらしたことが原因で次の会社を辞退せざるをえなくなった」など、企業からの引き止めがトラブルにつながっている状況が浮き彫りになった。
同社は「予想以上にきちんと事前の根回しをしておかないと、後々トラブルになりやすいということが明らかになった。ミドルの方というのは現職で活躍していてそれなりのポジションにある方々と認識しており、引き止めはある程度あるのではと想定していたが、結果はそれに近しいものではある」と話している。
退職意向を伝えるのに適切なタイミングを聞くと、「退職希望日の1カ月前」