くらし情報『藤本泉、倫理観に揺れる"昭和の女"に…! 新境地で「やりがい」を実感』

2016年7月29日 08:00

藤本泉、倫理観に揺れる"昭和の女"に…! 新境地で「やりがい」を実感

藤本泉、倫理観に揺れる"昭和の女"に…! 新境地で「やりがい」を実感

女優・村川絵梨が主演を務め瀬戸内寂聴氏の小説を実写化する映画『花芯(かしん)』(8月6日公開)で、新境地に挑んだ女優・藤本泉の新たな場面写真が29日、公開された。

原作の同名小説は、瀬戸内氏が出家する前、まだ瀬戸内晴美として作家活動を行っていた際に新潮同人雑誌賞を受けた作品。発表当時の50年代には、批評家から「子宮作家」との批判も浴びた過激な恋愛文学だ。

親の決めたいいなずけと結婚しながらも愛欲に目覚め、本能のままに生きる主人公の姉・園子(村川)とは対照的に、昭和の女性らしく貞淑で確かな道を歩んでいく女性・蓉子役を務める藤本。「今まで、昭和を生きる女性の役を演じる機会がなかなかありませんでした」と振り返りながら、「初めは言葉遣いなど難しく感じることもありましたが、日を追ってこの世界観にも慣れてきましたし、とても勉強になりました」と新鮮な発見を報告する。

蓉子については「園子を見て育っているからこそ、その妹としての反動みたいなものがあるのだと思います。でも、姉への愛情もあるし心配もしている」と分析。また、「複雑な部分が多いので、演じていて非常にやりがいがありました」と充実感も明かしている。

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