2012年9月10日 10:05
銀行トリビア (14) 銀行は銀行でも、都市銀行・地方銀行・第二地方銀行って何が違うの?
都市銀行(都銀)と地方銀行(地銀)は事業を行うエリアが異なり、地銀と第二地銀はその成り立ちが異なりますが、いずれも「銀行」という点に変わりはありません。
預金を集めて貸付を行ったり、為替取引を行ったりするのが銀行で、銀行業務を行う企業は名前に「銀行」をつけなくてはならず、逆に、銀行業務を行わない企業が「○○銀行」と名乗ることはできません。
地方銀行(地銀)はその名の通り、各都道府県に本拠を置き、地元の人から預金を集めたり、地元の企業に融資をしたりするのをメインの業務としている地域密着型の銀行です。
現在、約60行あります。
これに対して都市銀行(都銀)は、全国ネットの銀行といえます。
日本全国に支店を持ち、おもに大企業に融資を行うとともに、海外にも進出してグローバルに事業を行っている銀行です。
といっても、若い人は「都銀」という言葉になじみがないかもしれませんね。
かつては都銀はたくさんありました。
1995年で見てみると、さくら、三和、富士、第一勧銀、三菱、住友、あさひ、東海、大和、北海道拓殖、東京と11行あったのですが、この20年あまりのあいだに統合が進み、現在は三菱UFJ、三井住友、みずほの3つ大きなグループに集約されました。