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【エンタメCOBS】夜中にめん類が食べたくなるのはなんで? 無類のめん好きに聞いた

マイナビニュース

夜中に食べるめん類がうまいという人は多い。僕もそのうちの一人だが、みなさんはどうだろう。もちろん、「太るかもしれない」なんてことは考えないようにするのが定石だが、結果として多少、腹回りがふくらんだとしても快楽の引き換えと考えればいたしかたあるまい(と、することもできる)。ではなぜここまで夜中のめん類は人を魅了してやまないのか。日本コナモン協会のメンバーで無類のめん類好きという沖山さんに話を聞いた。(photo by Nao Iizuka)


――夜中のめん類ってうまいですよねー

「小腹がすいているときに、手軽にツルツルと食べやすいんですよね。めんと合わせてスープも飲み干すことで、少量でも満足感を得やすい。ただ、それだけではないんですよね、本当のめん類好きから言わせてもらえば……」

――ほほう、なんですか?

「神秘的な世界に入っていけるんですよ。
みんなでワイワイと食べるよりも、孤独に一人で食べればさらなる深みに入っていける。五感が研ぎ澄まされていくような感覚があるというか、普段見えないところが見えてくるというか」

――それはまたずいぶんとスピリチュアルな話ですね

「想像力が刺激されるんですよね、夜だとなおさら。作り手はこの一杯にどんな思いを込めて作っているのか、この素材の原点はなにか、それはどこで生まれたのか、それが生まれたのはどんな時代だったのかなど、めんの先をたどるようにして、その歴史までひもときたくなってくるんですよ」

――いやー、そこまで考えたことはなかったですね

「人間の想像力を促す食べものですよ、めん類は。たとえば私なら旅行に行っておいしいお酒を飲み、ほろ酔い気分で夜中にご当地のめんを食べただけで、何かのドラマや映画の主人公になったような気持ちになりますよ」

――すごいですなあ

「夜中の屋台で食べるラーメンもいいですね。たとえば福岡など、夜になると色んな屋台が出るでしょ。屋台というとお酒を飲むイメージが強いけど、お酒だけが屋台文化を発展させてきたわけじゃないんですよ。めんですよ。夜の屋台で食べるめんがうまいから発展してきたんです」

――ははあ、なるほど

「もちろん、うまく感じるのにはそのシチュエーションもあります。
夜の屋台ってなんとなくノスタルジックでしょう。感傷的な気持ちになったりもしますよね。そんなときに食されてきたのがめんなんです。例えば、この一杯にはどんなドラマが詰まっているのかを考えながら、食べてみてください。より一層、めん類がおいしく感じられるはずです」

――わかりました、ありがとうございます

沖山さんが語るのは、その味わいだけではない「夜中のめん類」の魅力。たとえばこれが「夜中のご飯」や「夜中のパン」、ましてや「夜中の五平餅」や「夜中のコーンフレーク」ではどうにもしっくりこないことを考えると、やはり「夜中のめん類」は唯一無二の存在なのかもしれない。

(根岸達朗/プレスラボ)

PAPUA ISLAND
無類のめん類好き、沖山さんの個人サイト(コナモン協会へのリンクも)

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