『J・エドガー』レオナルド・ディカプリオ&クリント・イーストウッド監督 インタビュー

<クリント・イーストウッド インタビュー>●J・エドガー・フーバーという人物を映画化するに至った経緯プロデューサーのブライアン・グレイザーが脚本を送ってきて、「これやるかい?」と尋ねられたんだ。プロデューサーのロバート・ロレンツが読んでみて、「フーバーを描いた興味深い脚本だ」と言うから、「フーバーだって?そりゃ面白い!」ということになったのさ。アイデアがとても興味深かった。だから私も脚本を読んでみたら、たちまち気に入ってね。翌日には、「気に入った、早速、やろう」と言ったんだよ。

『J・エドガー』レオナルド・ディカプリオ&クリント・イーストウッド監督 インタビュー
●『J・エドガー』はどのような作品か?20年代初頭のフーバーが捜査機関を設立するところから始まって、やがてそれがFBIという巨大組織になっていく。そして彼が70代になり、過去を振り返る様子を描いている。リンドバーグ事件をはじめ、歴史的に有名な事件の数々に対する彼の関わりを描いているんだよ。


●フーバーという人物について彼が捜査機関を立ち上げたのは22歳という若さだった。我が身を振り返ってみると、22歳当時など、何も知らないも同然だったよ。フーバーはどうやっていたのだろうね?20年代の人々は若くして大人に成長していった。1919年、1918年という時代はね。フーバーは様々なことを成し遂げた。高い教育を受け、エリート集団のFBIを作り上げ、訓練していった――非常に才気ある人物だったんだ。

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