「地球の贈り物に出会う」南アフリカの旅(2) “世界一" モードなトリに会いに行く!
エリザベス1世、マリー・アントワネット、そしてイヴ・サンローランにエルメス、ルイ・ヴィトンなどなど、時代を超えて受け継がれる「モードとしてのオーストリッチ」。その魅力はカラフルで美しいフェザーやドット柄風のレザーが、さまざまなファッションアイテムとして登場していることからもわかる。
南アフリカが誇る最高の品質と技術で世界的にその名が知れた「KLEIN KAROO(クライン・カル―)社」を特別にご紹介。
オーストリッチの羽根は左右対称のカタチから、古代エジプトにおいては「真実と公正」のシンボルだったこともあり、神話の神々やファラオの装飾品として使われてきた。またヴィクトリア朝時代からはファッションとしての役割も担い、帽子やストールなどさまざまなデザインに使用されている。
いくつもの細分化されたプロセスを経て完成するオーストリッチのフェザー。静電気がおきるというフェザーの特性を活かし、パソコンやカメラのクリーナーとしても製品化されている。
バリエーション豊富にカラーリングされるオーストリッチのフェザーやレザー。いずれも世界に名だたるファッション・メゾンなどへと羽ばたいていく。ちなみにオスの羽は、白い羽先と尾以外はすべてブラック。一方のメスは、クリームがかった白い羽先と尾以外はすべてグレーなのだそう。
オリジナルのバッグやシューズ、アクセサリーほか、バリエーション豊富なクライン・カル―社のオーストリッチ・ブティック。この春、行なわれた南アフリカのオーストリッチとファッション・デザイナーを目指す日本の文化服装学院の学生たちに向けたデザイン・コンテストなど、さまざまなプロジェクトも要注目。