木村カエラ 誕生日にリリース『Sun shower』心境の変化は?
Excite:じゃあ、ミトくんが作った「Sun shower」のデモ音源を聴いて、音楽が持つ本来の力を表現するに相応しい曲だと思ったわけですね。
カエラ:デモの時点では、まだ生のストリングスも入ってなかったんですけど、まず、すごく優しい曲だなって思ったんですよ。それと、新しいなとも思った。私が歌ってきていない曲だなって思ったから、すごく歌いたいと思ったし、今、言葉として出したいものが絶対に当てはまる曲だって思いました。
Excite:その“言葉として出したいもの”を具体的に言うと?
カエラ:ミトさんが送ってくれた曲を聴いた時に、“あ、これはもう一つの「happiness!!!」になるな”って思ったんですよね。その前に、武道館公演で、曲の説明を言葉で語りすぎたことを反省していて。本来は、言葉じゃなく、歌だけで伝えないといけないなと思ったんですよね。
だから、言葉で語らずに、歌だけで表現したいなって考えるようになった“今の私”が、「happiness!!!」を書くとしたらどうなるだろう?っていうことだけを考えていて。
だから、具体的にどういうものを書くかってことは、ざっくりと「happiness!!!」の次に向かう曲っていうことしかないまま、何も決まってない時点で歌詞を書いていたんだけど…。
Excite:すごく苦戦したと聞いてます。
カエラ:ものすごく難しかったですね。もうホントに、朝から晩まで三日間かかって。夜中に帰って、また起きて、すぐ事務所に行って。ホントに毎日、事務所に泊まり込みで寝ずにやってたくらいの勢いで書いていて。1日が終わる頃には、もうげっそりしてましたね(笑)。