ストレス社会といわれる現代に生きる私たちは、多かれ少なかれ誰しもストレスを抱えて生きています。人間関係や仕事でのプレッシャー、睡眠不足など原因はさまざま。
「最近ストレスが溜まっているな」と思って、自分なりの解消方法を見つけ出している人も多いのではないでしょうか? でも気を付けて! あなたのストレス解消法に注意が必要な場合があるのです。今回はその注意点とポイントを、人間の身体の仕組みに詳しいナースに聞いてみました。
■疲れに糖分が効くって間違い!?「疲れるとなんだか甘いものが欲しくなる」「疲れた時に甘いものを摂ると疲れが取れる」という人は多いですよね。果たしてどこがまずいのでしょうか。
「確かに、脳はブドウ糖を消費することで働いているので、仕事や勉強の合間にちょっと甘いものをつまむと、疲れた気持ちが少し軽くなります。しかし、この作用はあくまで一時的なもの。
糖分が含まれた甘いものを食べすぎると、身体は上がった血糖値を下げるために働きます。」
「血糖値の上げ下げが繰り返されることで、疲れやすくなる、集中力が欠ける、強いイライラ、無気力、うつ症状などの低血糖症を引き起こす可能性があります。『疲れているから…』といって、たくさんチョコレートを食べるなど、糖分の過剰な摂取はストレス解消どころか、余計な疲れを残すこともあるので注意が必要です。」との事。
なるほど。「疲れを取る」というよりも「よし、これを食べたらまた頑張ろう」等、仕事にメリハリを付ける程度に留める位が良さそうですね。
■アルコールでストレス発散は危険!「よし、今日はいっぱい飲んで、嫌な事は忘れてしまおう!」と、上司や同僚、または友人達と行く事はよくありますよね。ですが、ここでも注意が必要なようです。