うつ病(うつびょう)とは、気分障害の一つで、抑うつ気分や不安・焦燥、精神活動の低下、食欲低下、不眠症などの特徴があります。うつ状態には、様々な性質のものがあり診断は簡単ではありません。
「誰でもかかる可能性がある」ことから「うつ病は心の風邪」という言葉もありますが、風邪と違って時間がたてば自然に治るわけではありません。
「新しい環境への不安など」からくるのが五月病で、「過度のストレスなどの精神的原因」で症状が出るもの、これがうつ病です。ではなぜ、休日の後や連休明けに気をつけなければならないのでしょうか?
4月は慣れない環境で意欲的に働く反面、自分でも気づかない内にストレスを溜め込んでいる方が多いと思います。仕事に慣れようと必死ですので、自分と向き合う時間が少なくなります。
それにより、緊張状態で疲れている自分にも気づかず、息抜きもできず、気づくと休日の過ごし方も、疲れて寝て終わりというようになり、何をするにも億劫な気分になっていきます。
ひと月も経てば、やる気のある自分と、何と無く億劫になっている自分との板挟みになり、不安定な気持ちが続くようになります。
そして、休日の後の出社が億劫になり、最悪の場合出社拒否になりかねません。休日が引き金となってうつ症状が出やすくなります。
せっかく頑張っているのに、知らない内に五月病やうつ病になっていたら嫌ですよね。それでは、何に気をつければよいのでしょうか。最大のポイントは「自分を振りかえる! 」です。自分と対話をし、今自分は何をどう思っているのかを自分自身に聞いてください。
具体的にはこの一ヶ月間で楽しかったこと、良かったことなどのポジティブな側面と嫌だったこと、苦手だと感じたことなどのネガティブな側面を思い出し、ノートに書き出してみましょう。
そして、書き出した中で今の気分の原因となっている項目をさらに掘り下げ、自分の気持ちにフォーカスしていきましょう。
このような作業をすることにより、漠然とした不安感や倦怠感の理由がはっきり見えてきますよ。そうすれば対策を立てることができます。