ロリータ衣装でヌンチャク技を披露するショコタン、中学時代の黒歴史が役作りに必要だった
愛する者を守るため、ぬいぐるみになることを選んだロリータファッションの新ヒーロー“ヌイグルマー”と、その相棒であるテディベアの戦いを描く映画『ヌイグルマーZ』。
本作が初主演となる中川翔子さんが、日本のトップクリエイター達によって映画化された、ジャパニーズ・ポップカルチャーの集大成ともいえる『ヌイグルマーZ』の魅力をあまなく語ります!
■映画初主演が決まった時はどう思いましたか? また参加しようと思ったきっかけは? 最初に“映画が決まりました、大槻ケンヂさん原作の特撮です”と聞いて、それだけでもう、バンザイという感じだったんです。その後に続けて、今回は変身するピンクのヒーローで、そのキャラクターデザインをしてくださったのが『ヱヴァンゲリヲン』の鶴巻和哉さん、コヤマシゲトさん、しかも監督が井口昇監督と聞いた時には、うれしすぎて“うれし死に”しそうでした(笑)。
この映画『ヌイグルマーZ』には、ほかにもヌンチャク、ゾンビ、かわいい女の子と、私がすてきだと思っているものがたくさんつまっていて。私の人生はこのためにあったのかと思いました。
私が芸能界に入ったのも、特撮ヒーローになりたかったからなんです。当時はいろいろとオーディションを受けたりもしたんですが、うまくいかなくて、“やっぱり好きすぎるとだめなのかな、今世ではだめだけど、生まれ変わった来世でもオーディションを受けたいな”と思っていて。だから今、時空を超えて夢がかなうなんて驚きでした(笑)。
しかも、今回は映画というメディアで。私には仕事の中で自分の生きてきた証を残したいという思いがあるんですけど、映画は撮影された時の空気が映されていて、繰り返し繰り返し観られるものなので、そういう意味でもうれしかったです。