ノーをイエスに変える、上手なお願いの仕方【伝え方が9割】
50万部を超える大ヒット作『伝える力が9割』の著者、佐々木圭一さんの連載が5回目を迎えました。今回は、「自分の気持ちを上手に相手に伝える方法」続編と、「上手なお願いの仕方」についてのお悩みを解決していただきます。
■相談1(27歳・会社員)自分の思っていることを早く伝えたくて、なかなか思うように相手に伝えることができません。
■回答この相談者さんのお悩みは、最初から早口でしゃべってしまい、しゃべっているうちに自分でも混乱して、思ったことを伝えられないということだと思います。そうだとしたらポイントは、第一声をゆっくりと話すように意識することです。
第一声をゆっくりと話すことができれば、その後も同じペースで話すことができます。自分のことを早口だと自覚している人は、相当ゆっくりと話すぐらいでちょうどいいでしょう。
そして、できれば相手に関わる話題から触れていってみてください。
「今日着ているそのシャツ、素敵ですね」など、相手をほめることから話し始めると、相手も“話を聞くモード”に入りやすいと思います。