同じミスを繰り返す部下への伝え方、リーダー編その2【伝え方が9割】
52万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。
前回のリーダー職に就く女性のお悩み編では、「そもそも、『苦手意識』を取り払うにはどうしたらいいのか」「時間外の仕事を頼む時の伝え方」についてお伝えしました。
12回目は「頑張っているメンバーをやる気にさせる一言」「何度教えても同じミスを繰り返す部下に対しての伝え方」について回答していただきます。
■3. 頑張っているメンバーをやる気にさせる一言「この仕事、誰かやってくれない?」こう言われると、声を掛けられた誰もがその仕事をやりたくなくなります。誰でもできる仕事なので、あえて自分がやる必要はない、と感じてしまうからです。
こういった場合は拙著の「ノー」を「イエス」に変える技術の切り口5「あなた限定」を使いましょう。ポイントは、「~にこそ」を盛り込むこと。一例を挙げると、「この仕事は、佐藤さんにこそお願いしたいんだ」となります。
こう言われると人は、「自分こそが求められている」と感じるため、やろう!という意識が芽生えます。他の人ではなく、鈴木さんにだけ(=限定)と伝えることで、動きたくなるのです。