ネガティブな感情を引きずらない! 気持ちを前向きにリセットする方法
■「イエス・バット法」で考える営業職などでよく使われているビジネス話法のひとつに「イエス・バット法」があります。
これは、相手の意見に同意できなくても、最初から否定せず、「そうですね」といったん受けとめてから、「しかし、私はそう思います」と自分の意見を伝える方法。
嫌なことが起こったときは、この「イエス・バット法」で考えてみましょう。たとえば、嫌な仕事を押し付けられ「なんで私だけが」と思ったとき。
まず、「この仕事をするのは嫌だな」とマイナスの感情を自分で受けとめます。その後、「でも、この仕事をやりとげることによって信頼度が上がったはず」とポジティブな考えにつなげるのです。
人間の脳は、言葉の最後をより印象強く感じるようにできているといわれます。「嫌だ」という感情を無理におさえつけず、最後に前向きな言葉を心に残すことで、上手に気持ちを切り替えましょう。
■今できることをやる当たり前のようで、なかなか難しい「今できることをやる」ということ。まずは、ネガティブな気持ちになっている原因が何なのか、その背景を考えてみましょう。
ネガティブな感情が生まれるのは、自分が「こうありたい」と思う姿と現実との間にギャップがあるから。自分の感情を見つめ直すことで、本当の自分の目指す方向が見えてくるはずです。
それに気づいたら、その方向に向けて、今できることからはじめてみましょう。たとえば「周りの人に『ありがとう』と言う」「早起きをする」など、小さなことでもいいのです。
今できることを積み重ねることによって達成感が生まれ、ネガティブな感情も消えて、気持ちが充実してきますよ。
同じことをやっていても、そのときの気持ちがネガティブかポジティブかで、結果が変わってくることも多いものです。
上手に気持ちを切り替えて、元気な心で毎日を過ごしてくださいね。