春気分を盛り上げる!歴史的ピアニストの貴重な名演3選
まさに至宝、ミケランジェリの「皇帝」は春に聴きたいマストな曲完全主義者ゆえにコンサートを頻繁にキャンセルする、いわゆる
“キャンセル魔”としても有名だったミケランジェリ。昨年、同志的なシンパシーを持つ指揮者、セルジュ・チェリビダッケの依頼で、1974年にフランス国立放送管弦楽団創立40周年特別記念コンサートで演奏した、ベートーヴェンの
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」がCD化されました。
ミケランジェリ「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番/ブラームス:悲劇的序曲」
1920年イタリアに生まれ、1995年に亡くなった
ミケランジェリと親交があり、このCDのプロデュースにかかわった久保木泰夫さんによると、「この演奏に一切のコメントは不要です。無心に聴くだけで、その一音一音、一粒一粒のキラメキで目が眩み、身動きできなくなるでしょう」とのこと。躍動する生命感にものすごくパワーチャージされるのです。
みずみずしい輝きに満ちた晴れ晴れとする演奏は、まさに春という季節にぴったり! 新生活、入学、結婚、出産などのお祝いにプレゼントしても素敵ですね。この春、これらの音源を楽しんで、生活のみならず心身のリズムにも軽やかな弾みをつけてみませんか?