パリの「国立ピカソ美術館」がリニューアル、その全貌を一挙公開!
約5年という長い改修期間を経て、昨年10月にリニューアルオープンしたピカソ美術館。もともと3年の工事計画だったそうですが、さまざまな事情が複雑にからみ、長引いたそうです。この待ちに待ったピカソ美術館の再開は当然ながら“いつ行っても混んでいる”というウワサでしたが、居ても立っても居られなくなり、1月の初旬に行ってまいりました!
11時にピカソ美術館到着。開館は11時30分でしたが、ご覧の通りの長蛇の列! ネットで予約していなかった人々は、並ぶしかありません。しかしパリの1月は底冷えするほどの寒さです。指定された時間に行かなければなりませんが、事前に予約しておけば優先入場できるのでおすすめです。
約1時間後にやっと入場できました。リーフレットと入場券もカッコいいいですね。1660年に建てられたこの館、最初の所有者が塩税の徴収官だったため「Hotel Sale(塩の館)」と呼ばれています。内装もゴージャスで、晩餐会という言葉が浮かんできます。
館内は36の小部屋に分かれています。窓もそのままの状態で残り、自然光が差し込む部屋で作品をゆっくりと鑑賞することができます。素敵だったのは、あちこちに置かれたこの椅子! なんとも洗練されたデザインです。
日本でもピカソの作品は観られますが、創作活動をしたパリで作品が観られる喜びはひとしお。美術館というと、有名な作品の前には常に人だかり…、というイメージがありますよね。ただ、ある意味ここはほとんどが有名作品なので、人が多くて鑑賞しづらいということがありません。どれもこれも素晴らしかったのですが、特に印象的だったのは女性を描いた次の2点です。